弊社では毎月会員の皆様に向けてメルマガを配信しておりますが、その中で北海道では-15度の外気温になってる旨を書いたところ、熊本県にお住まいのA様からのメッセージで-15度の外気温での水道管はどう守っているのですかとのお問い合わせがありました。
弊社の本業が建設業ですので、この質問にお答え致します。
少し専門的になる部分はお許しを願います。
実は土も凍ります。凍る深さを凍結深度と言います。
この深さは過去のデーターなどから地域で決まっています。
弊社ほ場のある穂別は凍結深度が80㎝、札幌では60㎝、もっと寒い所では100㎝などと決まっています。
住宅の基礎を作る際もこの深さ以上に深くなるようなコンクリートで基礎を作ります。
もちろん水道管もこの数値より深いところで配管をします。
凍結深度より深く基礎を作ったり水道管を配管すれば、凍結による支障が出ないのです。
ただし土から上など出る部分などは当然、断熱材で保護して凍結から守ります。
北海道では冬場テレビのテロップで、寒さが特別厳しくなると思われる日には水道管の凍結注意がでます。
いくら断熱をしても凍結深度以下の配管をしても、水道管の中に水が残っていればその残った水が凍りますので、水道は元栓から締めて水を抜く作業をしなさいとの注意がテレビで流されるのです。そのため北海道の水道の元栓は閉めやすいような位置にあります。厳寒期の毎日の作業です。
北海道の冬の現実でした。 ☆